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【リーグワン】神戸が開幕2連勝!山中、子どもとの約束果たした「100キャップの試合、絶対勝ってと…」

[ 2023年12月18日 06:00 ]

ラグビーリーグワン1部第2節   神戸30-26静岡 (  2023年12月17日    ヤマハ )

<静岡・神戸>突進する神戸・山中(C)JRLO
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 神戸は静岡に逆転勝ちを収め、開幕2連勝とした。W杯フランス大会日本代表FB山中亮平(35)が前身のトップリーグを含めリーグ戦通算100試合出場を達成。フル出場で攻守に貢献し、節目の一戦を白星で飾った。

 約束を果たしたパパが、安どの笑みを浮かべた。後半33分に逆転した神戸は、終盤に静岡の猛攻を受けて我慢の時間帯が続く。だが、自陣ゴール前で踏ん張って開幕2連勝。リーグ戦通算100試合出場を達成し、試合後にチームメートや家族と記念撮影をした山中は「100キャップの試合だったので、子供から“絶対に勝って”と言われていた。良かった」と胸をなで下ろした。

 昇格組の三重を80―15で圧倒した9日の開幕戦から一転、この日はミスや反則を重ねて流れをつかめない。後半32分にリードされ、9位に終わった昨季のような勝負弱さがちらついた。ただ、誰も頭を下げることなく、1分後にプロップ中島、SH日和佐とつないだボールを受け取ったWTB松永が逆転トライ。再び試合をひっくり返した。

 「昨シーズンのままなら、雰囲気が悪くなってズルズルいくのが神戸だった。試合内容は良くなかったけど、勝ち切れて良かった」

 そう山中は言葉に力を込めた。11年に神戸製鋼(現神戸)に加入。同年8月、日本代表候補の強化合宿中に抜き打ち検査で禁止薬物のステロイド成分に陽性反応を示したことから、2年間の資格停止処分となった。13年9月の九州電力戦でトップリーグ初出場を果たしてから10年。神戸、そして日本代表で苦楽を味わってきたFBが大台に到達した。

 自身の節目を飾りながらも「通過点」と言い切る。「神戸で試合に出続けて、貢献していきたい」。日本代表への意欲も隠さない35歳は、まだまだ走り続ける。 (西海 康平)

 ◇山中 亮平(やまなか・りょうへい)1988年(昭63)6月22日生まれ、大阪府出身の35歳。真住中2年から競技を始め、東海大仰星(現東海大大阪仰星)、早大を経て神戸製鋼(現リーグワン神戸)入り。今年のW杯フランス大会は追加招集でメンバー入りし、W杯は2度出場。日本代表キャップ30。1メートル88、98キロ。FB。

 ○…ニュージーランド代表フランカーのサベアが、2戦連続フル出場で開幕2連勝に貢献。11月末に来日してから1カ月もたっていないが、ディフェンスで体を張り続けるなど存在感を発揮。「やって、やられてという展開で殴り合いのような試合だったけど、うれしい結果になった」と振り返った。静岡の南アフリカ代表No・8スミスとはW杯フランス大会の決勝で対戦。その再現となった一戦を制した。

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