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ENEOS・斉藤社長解任 昨年の会長に続きまたセクハラで 今年2月に再発防止策掲げたばかり

[ 2023年12月20日 05:30 ]

解任されたENEOSホールディングスの斉藤猛社長
Photo By 共同

  石油元売り最大手のENEOS(エネオス)ホールディングスは19日、斉藤猛代表取締役社長(61)を同日付で解任したと発表した。理由は参加した懇親の場で酒に酔って同席した女性に抱き付く不適切行為があったため。この懇親の場は今年11月末に設けられ、内部通報を受けて斉藤氏の不適切行為が発覚した。

 エネオスを巡っては昨年8月、当時会長・グループ最高経営責任者だった杉森務氏(68)が「一身上の都合」として辞任したが、のちにその理由が同じく酒に酔った状態での女性への性暴力だったことが判明。同社は女性への不適切行為により、2年連続して代表取締役が経営トップから去るという、企業イメージを大きく傷つける深刻な事態に陥っている。

 エネオスは今年2月に杉森前会長の辞任を受けて人権尊重、コンプライアンスの徹底などを柱とした再発防止策を掲げたばかり。その旗振り役が斉藤氏だった。昨年11月には自ら会見を開き、女性への不適切行為で同社に不利益をもたらした杉森氏に対し、損害賠償を求める方針について説明したが、今回の不祥事により同様の請求が斉藤氏に対してもブーメラン式に行われることになる。

 19日午後6時からエネオスが開いた緊急謝罪会見に出席した西岡清一郎監査等委員(社外取締役)は不祥事による2代続けての経営トップ交代について「再発防止に全力を挙げていたところで痛恨の極み」と述べ「幹部の意識改革が進んでいなかった」とその原因について言及。斉藤氏は社外弁護士による聞き取りに「度を越して飲酒をしたことが問題。自制ができておらず、大変恥ずかしく、申し訳ない」という趣旨の話をし、女性への抱きつき行為については覚えていないという。

 不祥事の現場となった懇親会に同席していた谷田部靖代表取締役副社長も「不適切行為を生ぜしめた」との理由で辞任し、同じく同席した須永耕太郎常務執行役員が報酬減額の処分を受けた。エネオスは来年2月末までに再発防止策と4月以降に発足する新体制を発表したい考え。新体制発足までは宮田知秀代表取締役副社長が社長代行を務める。

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2023年12月20日のニュース